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2008年2月12日 (火)

2週目です

Dscf1052


よろしくお願いいたします。
今週はスピリッツひらくなりふきだしそうになりました。
この流れは・・・!(以下略)
偶然なのだろうか、おもしろいなあー。

先週の火曜日、小学館からの帰り道、地下鉄の中でお隣の方が自分のマンガを読んでいる、というミラクルな出来事に遭遇しました。
そのお仕事帰りの会社員風の方は、ものすごいスピードで、でもとばさずに1枚1枚をめくり、最後のページまで読み終えて新宿で降りてゆかれました。
用もないのに一緒に新宿で降りたわたくしは、15メートルほどその方を尾行しておりました。「あなたのこともっと教えて!」とか思いながら・・・。気持ち悪いことこのうえないです、はい。すぐに気づいてやめました。

それはたった1、2分間の出来事でしたが、見ず知らずの方がどのようなシチュエーションで、どのような顔をしながら、どれくらいのスピードで自分の描いたものを読んでくださるのか、というのを知ることができた、幸運としかいえない偶然だったように思います。
個人差があるのは前提としても、それはわたしがいままでぼんやりと抱いていたイメージとだいぶ違ったものでした。
マンガを描いて発信するというのは、見えない広い世界に向かって効くかどうかもわからない呪文を唱えるようなものだなあと思います。
魔女がほうきで飛ぶ練習するみたいにひたすら修行しよう。
一瞬のひまつぶしでも、できるだけ楽しんでもらえるように。

話の核は同じまま別の話題。先週ひとりで品川にイルカのショーを見に行きました。
何となくの予感で、動物好きの自分はもしかしたらイルカがかわいそうになってしまうかもしれない、と思っていたのですが、ぜんぜんそんなことなかったです!びっくりした。
イルカはこちらの不安などおかまいなしに、音楽に合わせ嬉々として高く高く飛び跳ねておりました。
「ぼくこんなに高く飛べるんだ」って胸はってるみたいに、仕事も人間のことも大好きそうでした。驚いた。少なくともわたしにはそう見えて、その仕事ぶりにいたく胸を打たれました。
イルカもわたしも何もかわらないじゃん、おんなじじゃん。
イルカが嬉々と飛ぶならばわたしだって飛ぼう。できるだけ高く楽しそうに。
そんなことをぼんやりと思いました。
イルカのジャンプを見ながらえぐえぐ泣くことになるとはなあー。

今週も素敵な週になりますよーに!

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